【CAMPFIREで起案達成!】京都大学1回生、森田花織さんを取材しました!
こんにちは!はぴはぴです!
今回は、CAMPFIREにて起案を達成した森田花織さんに取材をさせていただきました!
なんと!森田さんは大学1回生でクラウドファンディングに挑戦し、見事に達成されています!
大学1回生がクラウドファンディング??
という僕の思いとは裏腹に、取材を通して森田さんの繊細さ、地道な努力、周りを巻き込んでいく行動力、素敵な魅力をたくさん知ることができました!
そんな森田さんの達成した起案はこちら!
◎もくじ
・森田さんの紹介&クラウドファンディングに挑戦するきっかけ
・フィリピンで行うボランティア
・クラウドファンディング達成までの道のり
・森田さんの感じる、クラウドファンディングの魅力
・今後のビジョン
◎森田さんの紹介&クラウドファンディングに挑戦するきっかけ
森田さんは京都大学文学部の1回生で、ダンスサークルに所属し、飲食店でバイトもしながら勉学にいそしむ現役の女子大学生です。
話した際の印象は、明るく元気でエネルギッシュ!誰とでもすぐに仲良くなれそうな人懐っこさと、相手に対する配慮も忘れない、そんなバランス感覚の良さを感じました。
そんな森田さんが、クラウドファンディングでフィリピンにボランティアに行こうと決めたきっかけは、今から5年前の中学3年生のとき。3ヶ月間中学校を休学してフィリピンへ語学留学をした経験が大きかったそうです。
中学2年生のときに友人がスペインに語学留学をしている姿を見て、「中学生でもいけるんだ!」と知った所からがスタート。大好きなディズニーの映画を字幕無しでそのままの英語で見たい!という思いもあり、中学時代の英語の先生に留学の相談をしたところ、おススメしてもらった国の一つがフィリピン。
フィリピン留学では、はじめて家族と離れて暮らすことを経験。そして語学学校は大人の人達ばかりで、子どもは森田さんひとりだけ。知り合いもいない異国で、はじめはとても不安だったそうです。
さらに追い討ちをかけるかのように、留学中に30年に一度の大型台風の被害に遭い、水道、ガス、電気が全て止まってしまいます。水も無い、お風呂にも入れない、そんな状況に見舞われました。そのときは正直日本に帰ろうかな、と思ったそうなのですが、ご両親や英語の先生から「帰っちゃいけない!」と言われ、被災したフィリピンに残ることを決断したそうです。
留学先で被災するという厳しい状態のなか、同じ状況の現地の方々にすごく助けられたんです、と森田さん。
「住んでいた寮のスタッフは洗濯機が使えないため手洗いで洗濯を行い、いつも通り食事も出してくれました。先生も自分の家が壊れてしまっているにも関わらず、通常通り授業を行ってくださいました。未成年で一人で外出できない私を、買い物やお祭りなどのイベントにも連れ出してくださいました。」
こうしたフィリピンでの体験を通して、語学だけでなく、精神的にも一回り大きく成長する事ができ、お世話になったフィリピンの人々にいつか必ず恩返しをしようと心に決めたそうです。
そして時が経ち、大学生になり自分で自由に行動できる今こそ、フィリピンへの恩返しを行動に起こすチャンスだ!という思いから、今回のボランティア活動への参加を決めたそうです。
◎フィリピンで行うボランティア
今回森田さんがECCLという団体の一員として行うボランティア活動は、フィリピンでサリサリストアという雑貨屋さんを建て、商品を補充した状態で現地の家族に鍵を渡し、彼らの自立をサポートする、という内容です。
サリサリストアとはフィリピンにおけるコンビニのようなもので、写真のように店のあらゆるところにお菓子や飲み物などの商品が陳列されています。主に現地の人々が利用しており、たばこ一本からなど、少ない単位で商品を買うことができ、貧しい人々には特に欠かせない雑貨店となっています。
また、SOS子ども村で現地の子供たちとの交流活動などのボランティアも行います。
◎クラウドファンディングの達成までの道のり
今回森田さんがフィリピンでボランティアするにあたり、大きな壁が資金面でした。サリサリストアの建設費が12万円と、当然ですがお金がかかります。そのお金をどうやって集めよう?と考えて出した答えが、クラウドファンディングにチャレンジする事でした。
クラウドファンディングという仕組みは、森田さん自身以前から知っていたそうです。森田さんが実際に自分もチャレンジしよう!と決意した背景には、友人にボランティアサークルをしている方がおり、その方がサークルでクラウドファンディングにチャレンジしていたということ。実際にクラウドファンディングのサイトを調べたときに、学生でもチャレンジして達成している人がいる!という現実を知ったことが大きいと教えてくれました。
初めてのクラウドファンディング、右も左も分からない中で大変だったことは何ですか?と聞くと、文章をつくること!という答えが返ってきました。読みやすい文章、自分の想いがきちんと伝わる文章、支援したくなるような文章にするために、色んな人に協力してもらいながら完成させたそうです。
もう一つは、リターンを考えること!学生で特に大きなものもまだ持ち合わせていない中で、支援したくなる魅力的なリターンを考えることは、とても苦労をしたし、とても時間がかかった!と教えてくれました。ただし、その生み出す過程を通じて、とても成長したとも教えてくれました☆
やりがいを感じた瞬間は?という質問に対しては、起案がOKになりサイトにアップされた時、そして実際に目標金額に到達し、起案を達成したとき、と教えてくれました!
起案達成のために、起案がサイトにアップされて以降も、色んな人に協力のお願いしに行ったそうです。中学3年生でフィリピンに語学留学に行っていたときの友人、大学受験でお世話になった予備校の先生、家族の繋がりを通して、多くの方々に支援のお願いをしたり、フェイスブックで拡散をお願いするなど、努力と工夫を重ねた結果が形になりました。
そこまで目標達成のために考えて行動できる森田さんの思考力と行動力に脱帽!と思いながら話を聞かせて頂きました。とても大学1回生には思えないなぁ!と感じました。
改めてただ起案をアップするだけで達成する事は無く、ご本人の工夫や努力、周りの人達の協力があってはじめて達成するのだな、と心から感じました!
◎森田さんの感じる、クラウドファンディングの魅力
森田さんにクラウドファンディングの魅力は何ですか?と質問させて頂いたところ、いくつか答えて頂きました!
・ネットで拡散できるため、自分自身の繋がりを超えて多くの方々に支援してもらえる可能性があること
・リターンという仕組みを利用することで、起案者も支援のお礼を形として返せるし、支援者もリターンを得られるWIN-WINの形であること
・自分の文章を読み、色んな人に影響や感動を与えられること。サリサリストアのことを知ってもらったり、ボランティア団体のことを知ってもらえたり、活動していくことの価値が伝えていけること
実際に試行錯誤して達成した人ならではの、納得の内容を聞かせて頂きました!
◎今後のビジョン
最後に森田さんに今後のビジョンを聞かせて頂きました!
「今は大きなビジョンというよりも、目の前のボランティアでたくさんの体験をして帰ってきたい。中学時代のボランティアの経験が今回に活きるように、今回の経験も未来の自分にとって財産になるはずだから」
「ダンスサークルで2年生から会長を務めるので、勉強と両立させながらその役割を全うしていきたい」
「3回生では再び語学留学をして、より視野を広げていきたい」
と素敵な笑顔で語る森田さん。
これまでも1つ1つ目の前のことを誠実に取り組んで達成をしてきた森田さんだからこそ、今回語ってくれた内容を全て達成して、今後大きく社会に羽ばたかれていくんだろうなぁ、と強く感じることができた取材でした!
次回は、ボランティアでの実際の森田さんの気付き学びや体験を取材予定です!
そちらもお楽しみに!!