キングコング西野氏から聞いた、革命のファンファーレの鳴らし方

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初めまして、ふっくんです。

普段はSE(システムエンジニア)の仕事をしていますが、
ライフワークでフリーライターとして活動しています。

さて、今回はいま話題の、
キングコング西野氏のトークイベントにいってきました。

早大祭でのイベントで、なんとタダ。
このクオリティで無料なんてすごすぎる!
たくさん衝撃を受けてきたので、
自分自身のためにもまとめておこうと思います。

<西野亮廣氏について>
吉本興業所属の絵本作家、俳優
吉本総合芸能学院 (NSC) 22期生
在籍中に「NHK上方漫才コンテスト最優秀賞」をコンビ結成5か月、19歳で受賞
20歳で「はねるのとびら」にレギュラーとして出演
2016年、芸人と引退、絵本の制作出版や講演会など多方面で活躍

『革命のファンファーレ』という本を出版されましたが、
この本から、今回のイベントテーマが「革命のファンファーレの鳴らし方」でした。

いまや良いものが溢れている時代。
独占時代が終了した今、届け方までデザインすることが重要で、
西野氏の届け方は下記3つだと述べます。
①無料公開
②情報解禁
③スナックする

お金を回収するタイミングが変わった
絵本『えんとつ町のプペル』をネット上で無料公開しましたが、
無料で公開することが信じられない方たちから、
「安売りするな!」「クリエイターにお金が回らなくなる!」
などさまざまな御意見を、数万件いただいたそうです。

それも無料サービスのTwitterから(笑)

GoogleやTwitter、LINEなどもお金払ってないじゃないかと。
お金を回収するタイミングが変わったんだよ、
時代は違うんだよ、頭悪いんじゃないの?ってハッキリ言ってておもしろかったです。

無料公開を批判する人間に未来はない


VANQUISHの石川涼さん、SHOWROOMの前田裕二さん、秋元康さんに相談したら
3人とも「無料公開したら売れる」と言ったそうで、
やってみたら売り上げが伸びてAmazonのランキングで1位になるほどになりました。

無料公開で売上がなぜ上がるのか?
理由は下記2つ。

・情報としての価値と物質としての価値は別物であるから
「グルメ番組を見て味を完璧に知ってもグルメは食べに行く」ように、
絵本は親子のコミュニケーションツール。
情報として出しても物質としての価値は別物なんですね。

・絵本はネタバレしたものしか買わないから
絵本を買うお母さんたちは、限られたお金を使って絵本を買うからこそ、
立ち読みして面白かったら買うそうです。
最後までネタバレしてから、買う買わないを決めているのなら、
時間がない分、家の中で立ち読みできるようにしたらいいじゃないかという発想です。

面白いっていうことが世の中にバレることが大事

前田さんのビジネス書の前編を公開し、本が売れたという話へ。
「ビジネス書ですら、公開する場所を散らすことで売上は上がる」
「情報回収コストより、本を1冊買った方が早いから」

自分が良いと思う人が良いというものを読みたい、買いたい
って思う時代なんですね。
堀江さんが「ビジネス書はもはやまとめサイトだ」と言っているように。

だから、何をCMしたいかはこっちが選ぶ時代で、
前田さんの本はお金を払ってCMしましたと西野氏。

③のスナックするところはあまり触れませんでしたが、
こちらの書籍に詳しく書いてあります。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 

変わりゆく時代で、時代に置いてかれないための方法は、
1.肩書きにとらわれない
2.同じ業界でつるまない
3.自分よりも若い人から学び続ける
ことだと話していました。

自分が主導権握らないとヤバいなって思った
西野氏は、養成所時代に売れに売れ、20歳ではねるのとびらに出演。
そのころは、1-2時間睡眠の生活を続けて、25歳ではねるのとびらがゴールデンになりました。
そのときにこう思ったそうです。
「朝から夜までテレビ番組に出たけど、突き抜けられない。ここでやっててもそこが頭打ち。
これではディズニーは倒せない、たけしさん、さんまさん越えられない仕組みだなってわかった。」

船に穴が開いているなと思ったそうです。

何千万人に毎日テレビに見てもらえたのに、500人のライブも埋まらなくなり、
圧倒的に認知は得たけど、集客は減りました。
ダイレクト課金が入ってこない=誰かの広告費でしか入ってこない
これは自分が主導権を握らないとヤバいなって思ったそうです。

ここに気づける人ってなかなかいないんじゃないかなと思いますが、
西野氏はなぜ気づけたかについて一言。

「同じ業界の人とつるまない」

一緒のところにいるとわからない、貿易をしていないとわからないから、
芸人の友達なんていないんだよねと。

ものの見方を変えたときに一番価値が上がる
次の話は衝撃でした。
パリの雨の日の絵画

こちらの絵を見て、違和感ありませんか?

そう、雨が描かれてないんです。
1700年代の人には、雨が見えていない。

こちらは、葛飾北斎さんの絵
 

この絵を見て、雨は線で描くようになっていったそうです。

見え方が変わったんです。
これが世界に衝撃を与えました。

「変えたときに一番価値が上がる」
「同じ人とずっとしゃべっていると、変わらない」

いまの時代でのこの「雨」を探したい、と西野氏。

自分より若い人から学び続ける
DMMの亀山さんを見て、西野氏が思ったことは、
「若い人に権利を渡す人間がいると、若い才能がそこに集まる
成長止まる会社は、上がいつまでも若い人に学ばないから、若い才能が集まらない」

最近の若者はどうのこうのってよく聞きますが、
今の若い人はダメだという論理が通用するなら、人類はとっくに滅亡しているはずだと。

たしかに。

だから、子どもが最先端を行っているんだそうです。

西野氏が子どもたちと関わったときに、
一番反応を示したのがCGよりも「マリオネット」だったそうです。
どんなにきれいな映像を出しても意味がない、そこのクオリティではない
マリオネットのような、仕組みがよくわからないものに惹かれるのだと。

なるほど。
マーケティングは若い人というユーザーから学ぶことが大事なんですね。

「歩きスマホ禁止ではなく、
どうすれば歩きスマホをありにしたまま事故が少なくなるか、
そこを肯定するところから始まる」
地面に矢印書いたらいいんじゃないかとか
1回500円で案内するビジネスにするとか

たしかに、時代の進化を止めることは不毛。
制限をかけていくのではなく、どう活かしていくかっていう発想は必要だなと思いました。

正しいものよりも面白いものにお金を払う
最後は質疑応答で、カバンを作っているという男性の質問。
「手入れすれば5-10年持つカバンをどうすれば売れるか」

カバンという物で売上を上げるのではなく、ストーリーで売るといい
と西野氏。

たとえに出たのが、その場にいた700人に無料で配って、
出口にカンパボックスを置いて、お金を入れてもらったらいい。
仮に700個分のお金返ってこなくても、
「700個無料で配って金返ってこなかった」
ってクラウドファンディングで回収すればいいんじゃないかと(笑)

なぜなら今の人たちは、
「正しいものよりも面白いものにお金を払う
人は祭りに参加したい、楽しいことをやりたい」
からだそうです。

機能で稼ぐのではなく、人々の感情で稼ぐこと。
カバンを売ってではなく、この人可哀想だなで稼ぐ。

なかなか衝撃的な発想でした。

機能ではなく感情。
これ面白そう、楽しそう、この人可哀想(笑)

いまは物が溢れる時代だからこそ、
物を買うというよりは、感情や体験を買う時代なんですね。

とても面白く、とても勉強になりました。

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