【フィリピンでのボランティア報告】森田花織さんを取材!

SHARE

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フィリピンでのボランティアを終えた、森田花織さんを再び取材しました!

こんにちは!はぴはぴです!

先日、CAMPFIREにて起案を達成した森田花織さんに取材をさせていただきましたが、森田さんが実際にフィリピンでのボランティア活動を終えられましたので、フィリピンでの活動内容、そこでの気付きや感じたことなどを取材させて頂きました!

前回の森田さんへの取材記事はこちら☆

取材を通して、たくさんの濃厚な体験と学びを持って帰ってこられたなぁ!と感じるとともに、何よりも僕自身がボランティア活動を行ってみたい!と感じる時間になりました。

◎もくじ

・フィリピンでのボランティア活動内容

・ボランティア活動を通じての気付き、感想

・今後について

フィリピンでのボランティア活動内容

今回、森田さんは2/28〜3/3までの4日間、ECCLという団体の一員として行うフィリピンでのボランティア活動に参加されました。活動のメインはサリサリストアという雑貨屋さんを建て、商品を補充した状態で現地の家族に鍵を渡し、彼らの自立をサポートする事。また、フードカートを設立し、同様の目的で別の家族にお渡しする。という内容です。

1日目は、パイロットスクールの訪問と、スラム街を訪問

パイロットスクールでは、諸事情により親と一緒に暮らせなくなった子供たちが、日本で働くために日本語を中心とした教育が行われています。そこには戸籍の無い子供もいたそうです。ィリピンには十分な教育を受けられていない親も多く、親が子を捨てて孤児となったり、日本人と結婚をしてそのまま行方不明になるなどの事例もあるということです。

その後リパのスラム街を訪問。狭い道にぎゅうぎゅうに家が並び、中にはとても住める状況ではないと感じる家もあったそうです。入口に扉はなく、壁や屋根は所々欠けてしまっているような状態だったそうです。そんな中で、今回のボランティアでフードカートを受け取るご家族と面会。その家族は、父親がトライシクル(日本でいうタクシーのようなもの)の運転手をしていますが、収入が低いうえに子供が10人おり、とても生活が苦しい状態だと知ったそうです。

2日目は、SOS子ども村を訪問。そしてサリサリストア2軒とフードカート2個の塗装を実施

リパにあるSOS子供村には12戸の家があります。各家庭はそれぞれママ1人、子供8人という家族構成で、彼らに血縁関係はありません。子供8人はストリートチルドレンだったり、事情により親がいない方ばかりママは実母ではなく、この施設で8人を育てるためのトレーニングを2年間受け、SOS子供村に雇われて母親として生活費をもらいながら生活をしています。日本では見たことの無い形ですが、孤児が多いフィリピンだからこそ、このような仕組みがあるのだと感じました。

そして今回のメインであるサリサリストアとカートに関しては、どちらも建物は完成した状態。現地で行った活動は、塗装と仕入れの担当だったそうです。森田さん以外のECCLに参加されている方々とチームを組み、情報交換をしながら作業を進めていきました

3日目サリサリストアとカートを完成させ、SOS子ども村でサリサリストアを受け取る家族たちや村の子どもたちとのセレモニーに参加

完成したカートには、支援してくれた方々の名前をしっかりと記入サリサリストアの塗装完成後に、ストアに並べる商材の仕入れを行いました

その中で、お菓子を買って地元の子供達に分けてあげようとしたところ、今まで愛らしくかわいらしかった子供達が鬼の形相でお菓子を取りに来る姿が、今の現状を表していると強く感じたそうです。

4日目マカティという大都市を見学した後、帰国

マカティは東京クラスの大都会で、ビルの中に公園が入っていたりと、近未来的な施設もたくさんあり、スラム街とのギャップがとても大きかったと話してくれました。

ボランティア活動を通じての気付き、感想

濃厚な4日間の活動を通じての一番の感想は、想像以上にスラム街に住んでいる人の環境が過酷だったこと。と語る森田さん。

発展途上国には貧しい環境で過ごしている人もいる、というイメージはもともとあったそう。しかし実際の生活を見た時に、こんなところで本当に生活しているんだ。。という衝撃が想像以上に大きかったです。と森田さん。今にも崩れそうな2階、砂まみれのキッチン、風雨にさらされている室内、シロアリによりボロボロになった柱、壊れて穴が空いた屋根、地震や台風が来たらすぐに止まるようなライフライン。。

ボランティア活動を通して、自分自身がどれだけ恵まれた環境で生まれ、水準が高いところで過ごせていたのかを知りました。と話す森田さん。

スラム街で教育をほとんど受けていない親は、知識が無いため自分の収入や現状に関係なく子供を増やし、自分と家族を養えない状況をさらに悪化させてしまう悪循環を起こしてしまう。という現実を知り、教育の重要性も感じたそうです。

今回の活動で嬉しかったことは?と質問をしたところ、サリサリストアやカートを提供した家族の収入が、もとの2倍以上になり、軌道に乗り始めた。との報告を聞いたときやって良かったと感じました!!と話す森田さん。大金を支払わなくても、家族の人生を救えるようなことをできる事に驚くとともに、大きなやりがいを感じたそうです。

今後について

今後やっていきたいことは?と質問させて頂いたところ、今回体験したことや感じたことを詳細にレポートし、フィリピンの現状、ボランティア活動の価値や可能性を少しでも多くの人に知ってもらいたいです!と話す森田さん。

たった4日間の活動で、人が救われることが本当にすごい。とボランティア活動の価値を痛感したからこそ、来年もECCLの活動があれば、またチャレンジしたい。また、1年後にサリサリストアやカートを提供したご家族と再会して、今後もご縁をつむいでいきたい。と話されていました。

また、今回一緒にボランティアした方の中には同じ20歳の学生がいらっしゃり、同じようにクラウドファンディングを通じて資金調達をしていたそうです!クラウドファンディングの可能性を僕自身強く感じた瞬間でした。その友人は、サリサリストアを提供した家が危険すぎて、何とかサポートしたい!とすぐに新たな起案をCAMPFIREにて立ち上げられたそうです。その友人のお手伝いも何かできたら。と話す森田さん。

今回も1つ1つ目の前のことを誠実に取り組み、そこでのご縁や機会を大事にし、感じた想いに正直に行動し、新たなステージへと進んでいく森田さんスタイルに、今後さらに大きく飛躍していかれるのだろうなぁ!と今回も強く感じることができた取材でした!

森田さんの友人の起案はこちら!

貴重な体験を共有させていただき、本当に有意義な時間でした。百聞は一見にしかず!実際にボランティア活動を経験して、僕自身もステージを上げていきたいと感じる取材でした

2回にわたる取材を快諾してくださり、惜しみなく等身大で話してくださった森田さんに感謝を伝えるとともに、今後の森田さんの活躍を祈念して、今回の記事を終了します☆

SHARE

  • このエントリーをはてなブックマークに追加