どうも、とりっぴです。
今回はReadyforさんで初のクラウドファンディングに挑戦され、見事【目標金額1,500,000円】を達成された嬉楽株式会社 代表取締役「石田香織さん」に取材をさせていただきました。
石田さんは2004年(18歳)にボランティア団体を発足され、2010年(24歳)にオーガニック居酒屋「粋ラボラトリー」を創業。
人と地球に嬉しい楽しいことをしながら、豊かに生きる人を増やす活動をされています。
「オーガニックで豊かに生きる人と世界を創造する」ために、新たなチャレンジをされた石田さんに迫ります!
目次
1.石田香織さんとは?
2.クラウドファンディング達成の秘訣
3.達成してみての感想
4.今後のビジョン
5.まとめ
「今、一番欲しいものは何?」と聞いた時、ほとんどのこどもが「知識」と答えた。
「知識は誰にも盗まれない、それを活用して将来家族を助けることが出来るから」と答えたそうです。
義務教育の日本に比べ、カンボジアでは誰でも教育を受けれる訳ではない。
学ぶということが「奇跡」に近い状況。
かなりの衝撃だったそうです。
帰国する3日前、仲良くなった女の子に「お姉ちゃんになって欲しい」と真剣な眼差しで言われた。
本当の家族を考えた時、「支援する、支援される側の関係はおかしい。そのボーダーを取っ払いたい!日本を変えよう!」と言う想いに繋がったそうです。
面白いことにカンボジアに行くきっかけは、元吉本芸人のてんつくマンさんに「一緒にカンボジアに行かないか」とたまたま誘われ「楽しそう!知らない世界に行ってみたい!」だったそうです(笑)
人生のターニングポイントはどこで起こるか本当に分からないもので、石田さんの行動力には度肝を抜かれました。
昔から環境ボランティア団体は、批判的なネガティブなイメージが強かった。
批判から始まっても繋がらない、資源節約の啓蒙活動をしていても環境問題そのものの原因解決にはならない。
どうすれば大量消費や大量廃棄が減らせるか?どうすれば土壌汚染や海洋汚染が軽減できるのか?
どうすればあれがダメこれがダメと批判的ではなく、ポジティブに楽しく伝えれるだろう?
と考え続けた結果、「消費のあり方、日々の選択を変える」ことだったそうです。
基本的にとる毎日3回の食事は楽しく、みんなが笑顔になるもの。
「ごはんを食べる=消費行動」が社会貢献に繋がるんだ!と気づき、オーガニックや地産地消の消費量や機会を増やすべく始めたのがオーガニック居酒屋「粋ラボラトリー」だったそうです。
未来のことを考えて行動することが、現代で言う「粋な計らい」だと考え、たくさん産み出してきた。
しかし、このままではいけない!「研究」より「実践」をしていくことが大切だと気付き「粋ラボラトリー」を閉店。
新たなスタートを切ろうとした矢先、知人から紹介を受けた物件が、なんと!!!
石田さんの恩師(故 笛木康雄さん)が最初に開業された飲食店の場所だったそうです。
笛木さんは北海道で有機農業を広める活動をされていた方で、石田さんがこのままでいいのか?と活動に迷っていた時映画のボランティアで出会い、以降悩んだ時はいつも話を聞いてもらう存在。
「一人ひとりの選択が世界を変えるんだ」と教えてくれた恩師。
一旦飲食店は辞めようと決めた時に、また飲食店に繋がった。
「食は色んな人に届けれるツール。自分の世界観を食で届けれる!」と思い、運命のようなこの奇跡に「いのちのバトン」を受け取ったような感覚になったそうです。
いくつかの偶然が重なり¨命をつなぎ、地球と共に生きていける感覚を思い出す¨飲食店「Chikyu」のオープンを決めます!
「1番は諦めない!前日にマジックがあると聞いていましたが、本当にそうでした!(笑)」とおっしゃる石田さん。
プロジェクト終了の1週間前、目標金額の半分にも達していない時に「大丈夫?」など心配のメッセージがたくさん届いた。
それを見た時「みんな注目してくれているんだ!」と思い「協力の仕方はお金でもSNSでも紹介でも良いので、協力してください」と、電話をしたり会いに行ったりしてお願いをされたそうです。
「絶対、大丈夫!」と思っていたが、母親は心配してしてましたね(笑)とおっしゃる石田さん。
「1番にくるのは、有難いなー!で、それ以上でも以下でもないです。」とおっしゃる石田さん。
最初は支援する側、支援される側の関係は嫌だと思っていたけど、どんな形でもお金を入れて下さったり、SNSで宣伝して下さったりして改めて自分がやっていることへの確信に繋がりました。
どっかで不安に思うこととか、商売このままやっててもいいのかな?とつまづきそうになる時に、お金だけではなく気持ちの部分でも支援して下さったのが有難いです!!
「よく聞かれるんですが、10年後のことは正直描けていなくてこの2年のことを描いてます。
飲食店でオーガニックを使うのが、当たり前にある選択の1つになるようにしたい。
プレミア感ではなく、生き方の選択肢の1つに考えてもらえるような啓蒙活動をしていきたい。
飲食店の人の意識、食べる人の意識を考えてもらうきっかけづくりをしていきたい。
SDGsは食で表現しやすく、つくる食べる環境を守るなど私がずっとしたかった「持続可能な社会」がSDGsには網羅されている。
具体的に食、サービス開発などしていきたいです。」とおっしゃる石田さん。
昔オーガニックは自己満だ!と非難受けることが多かったそうで、今は時代に後押しされる形になったとのこと。
正しい正しくないの判断ではなく「楽しい、美味しい」で選択し続けたい。
批判から平和は生まれない。とおっしゃる石田さんの信念に惚れ惚れしてしまいました。
ぜひのぞいてみてください♪
〜石田香織さんHP〜